【バンコク元日】ワットパクナムへローカルバスで行ってみた|女ひとり旅メモ
バンコクで迎えた元日の朝、お正月っぽいことをしてみたくって、
ワットパクナムへ行ってみることを思いつきました。
エメラルドグリーンの天井画がフォトジェニックな日本人に人気なお寺。
しかしGrab配車の手続きを行なっても、新年だけあって全く捕まらず、
Googleマップを頼りに公共交通機関を使って行くことに決定。
出発地はホテルのあるサパーンタクシン駅周辺のサトーンから。
これはGoogleマップを信じてローカルバスに挑戦してワットパクナムへ向かった、という
元日の女ひとり旅の冒険の記録です。

元日にワットパクナムへ向かうことを思い立った
静かな元日の朝
2025年1月1日の朝。
タイで迎えたお正月。
のんびりしていても良かったけど、せっかくリバーサイドにいるから
シャトルボートで3大寺院のあたりに参拝に行こうかなーなんて思いながら
クリスマスツリーの飾られた食事会場で朝ごはんをいただいていた。
なんとなく年を越したら片付けるのかなって思ってたので
あ、年を越しても片付けないんだ。なんて思いながら。

行き先をワットパクナムに決定!
そういえば、寺院といえば、エメラルドグリーンの美しい天井画で有名なワットパクナムに行ったことないなと思い、確かリバーサイド方面からアクセスしやすかった気がしたので、朝早く行ってさっくっと帰ってこようと思い、今年の元日はワットパクナム参拝に決定。
支度を終え、Grabで配車手続きを行うも全くドライバーがヒットせず、やっと出たと思っても600バーツとか出てくるし、到着も30〜40分後だし、キャンセルされる可能性もある。
そうだ、時間もったいないから電車で行こうかなと思って、
Googleマップで調べてみたら徒歩20分くらいのところに駅があるとのことだったので、
よし、それくらいなら歩くかと思い、ホテルを後にしました。
Googleマップに導かれ冒険スタート
序章の橋を渡るルートに困惑する
ホテルを出て左にテクテク。
なんとなく地図は見ていて方面はわかっていたので、そっち方面へ向かう。
まずシャトルボートなどのあるサトーン船着場の近くの階段をあがり、チャオプラヤ川に架かる200m少々のタクシン橋を渡る。
渡る、、のは分かってるけど
いざ渡ろうにも
「こんなところ怖くて渡れない」と早速ビビり発動。
一応歩道にはなっているけど、車道と歩道は簡単に区切られてるだけだし、
橋も隙間から川が丸見え。ひーー

まあ、渡らないことには冒険も終了してしまうので、撮影していた動画も終了してスマホをリュックにしまい、へっぴり腰でガクガクしながらどうにか渡り切ったのでした。
向こうから颯爽と人が歩いてくるけど、私もあんなに堂々と渡りたいものです。
まさか橋を渡るのがこんなに大冒険だとは思わなかった。
着いたのは「駅」ではなく「バス停」だった
橋を渡り終えた私は早くもレベルアップしてました。
そのあとも地図を頼りに小道を通り、
「本当にここに駅がある?」という感じのところを歩かされます。
大通りに出たら道路の柱にイカゲーム2の看板がたくさんありました。
この時期、BTSの電車の外観の広告もイカゲーム2のものがあったけれど
こんな道路の柱にまでとは、すごいお金かけてるなと思わされます。

このあとも、怖い歩道橋(柵の高さがないやつ)をまたガクガクしながら渡り、
道路の向こう側に行き、すぐにGoogleマップに表示されてる駅があるはず・・・なんだけど
着いてみたらそこはバス停。

私は勝手に電車の駅と思っていたけど、Googleはバス停を指していただけでした。
ただの勘違い。
MRTもたくさん延伸してるから、この辺にも駅があるんだなってくらいにしか思ってなかった。
プチバス旅のはじまり
乗るべきバスを逃し、再チャレンジで乗車
乗るバスは111(4ー20)
とGoogleマップにお告げで書いてあるけど、全くバスのつもりじゃなかったので、ここでも再度Grabで配車を試みるもやっぱり全く車はない。
と、そのときちょうど111バスが過ぎて行った。

きっと、停まったら勢いで乗っただろうけど、他の乗客もいなかったし、「乗りますアピール」をしていないためバスは素通り。
うーん、本当はバスはよくわからないところに行くのが怖いから乗りたくないけれど
迷ったとしても都会のバンコクだしどうにかなるでしょう。と腹を括って(大げさ)
バスにチャレンジすることにしてみました。
さっき乗らなかったから、それから20分くらい該当のバスは来なかったけれど、
ようやく111バスがやってきたので、手を軽く上げて乗る合図をしてバスを停め、
ドキドキしながら潜入しました。
運賃回収する女性に行き先を伝えて支払い
窓全開エアコンのないバス。通称赤バス。(2027年に廃止になるとのこと)
運転席の周りはドライバーの荷物が置いてあり、雑多な感じがゆるくていい。

前の方にシートが空いていたので座り、しばらくしたら運賃を回収する女性が来てくれたので、
ワットパクナム??とスマホの地図を見てもらい、下車したいところバス停のところを指で指しながら見せたら
そこでいいよ〜みたいなゼスチャーしてくれたので、運賃の8バーツ払いました。
それにしても8バーツって!(1バーツ4.5円だとしても)36円!!!
さっき呼ぼうとしていたGrabは2,700円相当だったことを考えると、
旅行の後半でお金も節約したいモードに突入していたし。こっちにして大正解だった。
バス自体のシステムはドンムアン空港からのエアポートバス同様に、集金くる人にお金を渡すシステムと同じで、勝手にハードル高いと思っていたけど、なにも怖いことはありませんでした。
渋滞で1時間のろのろバス旅
正月で混んでるのか、いつもこれくらいなのかわからないけど、道はずっと渋滞していて、ワットパクナムまでそんなに時間かからないと思っていたけど、1時間乗車していました。
でもGrabで行ってもきっと同じくらい時間かかるだろうし、ずっと街並みを見ていて楽しかった。
降りるバス停が近づいたきたら、「次降りるところだよ」みたいに女性のスタッフが教えにきてくれました。やさしい。にっこり。
ワットパクナム到着
巨大な大仏は修繕工事中で拝めず
バスを降りて10分もしないで、寺院っぽい敷地内に入れた。
ここは金ピカな飾りがたくさんあり、綺麗なので一通り回ったけれど、
あのエメラルドの天井画があるのはここじゃなさそう。

天井画がどこにあるのかわからなかったので、Googleで建物の外観を調べ、
地図を航空写真に切り替えてそこに向かって移動しました。
(航空写真に切り替えるの結構便利だからおすすめ)
たくさんの人が境内を移動していたけれど、前からも後ろからもすれ違う声は日本語しか聞こえてこなかった。母国語だからそう思うだけなのかもしれないけれど、いやいやすごい日本人の数ですよ。私も含めて。
そう、残念なことに、巨大大仏は修繕工事中で拝めませんでした。
まあ次回の楽しみということにしておきます。
修繕中なのでカバーがかけられて足場が組まれていましたが、
これだけでもかなりの大きさということが伝わってきますね。

※私が最初にいたのは【ワットクンチャン】という寺院らしいです。
エメラルドグリーンの天井画にうっとり
仏塔のある建物に到着。クリスマス仕様なのかライトアップするように電球がついてた。
寺院をカラフルにライトアップさせちゃお!って発想がおもしろい。

建物に入る前に靴を脱ぎ、天井画は5階。
まず他のフロアを見学。
有名なお坊さんの歴史や持ち物など展示されていました。
一通り見て、はあはあ言いながらようやく5階にあがると、
何百何千とたくさんの人の写真でみた立派なエメラルドグリーンの天井と仏塔がありました。
人もたくさん。相変わらず日本語もたくさん。
iPhoneでたくさん写真撮ってみたけど、どの角度からどう撮っても既視感しかないものしか撮れませんでした。当たり前か。

日本人カップルが「2人の写真撮ってもらいたいね。誰かいないかな」って隣で言っていたので
「私とりますよ!!」と、でしゃばりBBAしてきました。
方向音痴が良い働きをした
外に出られるようになっていたので、軽く一回りして、川や大仏(工事中)を眺め、
下に降りました。
一通り見たので帰るつもりだったんだけど、方向音痴が発動して奥の方へ迷い込みました。
※この時本人は迷ってる自覚はありません。
なにやらさっきと違い、地元の方がたくさん。
仏像などがありお参りできるようになっているところにきました。
真似して参拝してみました
金箔貼ったり、造花(?)を手にしたりしてる人がたくさん。
私もお参りしてみたいけれど、ルールもわからないので遠巻きに見ていただけでしたが、
なみなみに注がれたオイルをレードルですくって、上のろうそくの炎の周りに3周回しかけるというものが空いていたので、前の人の真似をしながらお賽銭を入れて行なってみました。

そういえば、もうここでは日本語は聞こえてきていませんでした。

川を見ながらしばし休憩し、のんびりした時を過ごしました。
平和だ〜〜
ワットパクナムを後にして徒歩でMRTの駅へ
冒険終了
16時からアソークでスパを予約しているので、そろそろここをあとにします。
帰りはバスではなく、最寄りのMRTの駅から乗車することにしました。
Googleマップで確認しながら行ったけれど、ちょうど前に駅に向かってるらしき人がたくさん歩いていたので安心。
10分くらいでBang Phai(バンパイ)駅に到着し、そこから30分弱かけてスクンビット駅へ。

少し時間があったのでTerminal21で買い物をしてから、
無事にスパに向かい新年スペシャルの4時間コースをキメてきました。
せっかくの4時間コースだけどほとんど寝ていて記憶がないのが心残りだけど
きっと冒険で気疲れしたのかも。
不安に思っていたことも、やってみれば案外なんてことなくて、
こういう小さな一歩の積み重ねなんだなと実感。
これからも、自分のペースで無理なく、
新しい便利さや楽しさをゆっくり広げていけたらいいなと思います。
ちなみにタイのクリスマスの飾り付けは帰国時の空港にもあり、
一体いつまで飾ってあったのか謎のままでした。


